ゲーム総合誌「ゲーマガ」の元編集長・ウメPが、いろいろ書き散らかします

高校時代(9)X1turboZを購入、その理由は?

前の記事に書いたが、1985年は各メーカーの8ビットパソコンが出そろった年でもある。

1986年(高3)に進級すると、MZ-1500なんかじゃなくちゃんと自分が納得したパソコンがほしいという気持ちが俄然大きくなり、本気で購入を決意した。

当時の8ビットPC市場は、以下の3機種に絞られていた。

PC-8801mkIISR
X1turboZ
FM-77AV

他にもMZ-2500(スーパーMZ)などが発売され、当時のベーマガで大特集が組まれて、ちょっとだけほしい時期もあったが。

買い換えでなく新規で買うのならどう考えても88SRシリーズなのに、当時のオレが自分のマシンとして選んだのは、X1turboZだった。

もう四半世紀以上前のことなので記憶が定かでないのだが、たぶんX1turboZを選んだ理由はこんなんだったと思う。

まず本体性能がよかった。X1turboZは640*200ドットで8色表示可能、400ラインにも対応して日本語も書けるなど、非常に高性能だった。

そしてX1turboZはFM音源を搭載していた。この1986年あたりからゲームミュージックのクオリティがグンと向上し、レコードが登場したり、マイコンBASICマガジンでも打ち込み音楽の特集が組まれ出した。

オレも、コンピュータが奏でる音楽への興味が沸き出し、打ち込み音楽をやってみたかった。特にX1turboZに搭載されたFM音源は、先行する88SRに搭載されたそれよりも高性能で、非常に魅力的に映った。

あと、4096色でのビデオキャプチャも決め手になった。当時は小学館のPC雑誌「ポプコム」でCG特集が組まれたりと、アニメのようなグラフィックをPCで再現することにも憧れていたからだ。

88SRシリーズを購入せず、あえてX1turboZを選んだ理由は、当時のオレはメーカーから供給されるゲームを遊ぶだけの受け身のスタンスではなく、「自分でこれこれしてみたい」という欲求が大きく、その気持ちを受け止めてくれるハードがX1turboZだったということだ。

X1turboZは、88SRシリーズと比較するとゲームの数が少なく、覇権ハードから大きく水をあけられた2番手ハードという不安もあったが、それよりも「○○をやってみたい」という気持ちのほうが大きかった。

88SRをプレイしているヤツは、口を開けて餌を待っているだけのひな鳥のように思えてしまい、オレはそうではなく、ゲームプレイの充実感よりも、クリエイティブの充実というか、その気持ちを満たしたいほうを選んでいた。

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プロフィール

本名:梅田浩二。92年セガ入社。AM2研でバーチャファイターなどの広報を担当、97年に雑誌の編集へと転身し、2004年にゲーム総合誌ゲーマガの編集長に就任。アイマス、街、逆転裁判、初音ミク、中川翔子連載、喜屋武ちあき連載、あきまん連載、Beep復刻版書籍などを担当。2012年4月ドワンゴに転職、2014年3月同社を退社。岐阜出身。今一番熱い趣味はコスプレ(イラスト:岩元辰郎)

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