ゲーム総合誌「ゲーマガ」の元編集長・ウメPが、いろいろ書き散らかします

高校時代(12)ゲーム攻略サークルだったゲームフリーク

高校時代に貴重なゲーム情報源として役に立ったのが、ミニコミ誌「ゲームフリーク」だ。

ゲームフリークは、今でこそポケモンの原作で知られるが、この頃はアーケードゲーム攻略ミニコミ誌を手がけるゲームサークルだったのだ。

サークル主宰の田尻聡氏はログインのビデヲゲーム通信にて連載を担当しており、そこでゲーム攻略ミニコミ誌「ゲームフリーク」のことを告知していた。

試しに購入してみたら、あまりの攻略レベルの高さに驚いた覚えがある。文章も読みやすいしデータも豊富だし、いまやポケモンのキャラクターデザイナーとして有名となった杉森健氏の超少女奈夢子ちゃんのイラストもかわいかった(超少女奈夢子の同人誌も買ったくらい)。

オレ的に一番すごかったのは「ドルアーガの塔」攻略だ。当時どのゲーム雑誌でも踏み込めていなかった宝箱アイテムの効能や裏技などがビッシリと書かれており、その内容はクチコミで回ってきたオレの持っている宝箱アイテム出現表よりも圧倒的に正確で、以降「ゲームフリーク誌に書いてある攻略情報はすべて真実」と思うようになった。

あまりにクオリティが高いものだから、今後どんなタイトルであろうとも絶対にほしいと刊行予定も確認せずに前金で入金したり、「プチゲームフリーク」という定期コピー誌も購読、バックナンバーもすべて注文した。

あの伝説の、うる星あんず氏による「ゼビウス1000万点への解法」もゲームフリーク刊でどうしてもほしかったのだが、オレが存在を知った頃には絶版となってしまい、入手できなかったのが今でも心残りだ。

ミニコミ誌時代のゲームフリークに関しては、いま現在でもインターネットで当時の情報やエピソードが流れているので、気になった人は検索してみるといいだろう。

高校時代は、マイコンBASICマガジン、ログイン、そしてゲームフリークによってゲーム情報を得ていた。

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ウメ/プロフィール

92年セガ入社。AM2研でバーチャファイターなどの広報を担当、97年に雑誌の編集へと転身し、2004年にゲーム総合誌ゲーマガの編集長に就任。アイマス、街、逆転裁判、初音ミク、中川翔子連載、喜屋武ちあき連載、あきまん連載、Beep復刻版書籍などを担当。2012年4月ドワンゴに転職、2014年3月同社を退社。岐阜出身。今一番熱い趣味はコスプレ(イラスト:岩元辰郎)

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