ゲーム総合誌「ゲーマガ」の元編集長・ウメPが、いろいろ書き散らかします

予備校時代(4)くにおくんとダブルドラゴン

1987年のアーケード作品は、特に名作が多いのだが、特に思い出深いのは「熱血硬派くにおくん」と「ダブルドラゴン」だ。

「くにおくん」は1986年に登場した格闘アクションで、それをベストスクロールに発展させたのが、翌年登場した「ダブルドラゴン」だ。

前年に登場した「くにおくん」はすごかった。本作は、主人公のくにおを操って、親友ひろしを襲った不良や暴走族などの悪党たちを相手に闘っていくというアクションゲーム。

ぱっと見は当時流行したツッパリを主題とした色物ゲームなのだが、8方向+3ボタンで多彩なアクションと技を繰り出すことができて、一対多人数の格闘を題材にしたアクションゲームの先駆け的な作品となった。

ダッシュ、ダッシュパンチ、連続パンチ、後ろ蹴り、ジャンプ蹴り、三角飛びからのジャンプ蹴り、襟掴み、ヒザ蹴り、背負い投げ&巻き込み攻撃、馬乗り、パウンド、羽交い絞めほどきなどなど、この当時でここまで多彩な技が可能なのは本当に驚いた。

2面の暴走族を相手にするシーンではバイクが爆発したり海に落ちたり(ドッボーンというエフェクトつき)、バイクの敵を倒したあとに、背景かと思っていたチンピラが立ち上がって攻撃してきたりと、演出も豪華で凝っていた。

当時、まったく聞いたことのないテクノスジャパンというメーカーから、こんなに自由度の高くて演出も豪華なゲームが出たことに、とても驚いた。いま思えば、相当リッチで高性能の基板だったんだと思う。

「くにおくん」がアーケードに登場したころは高3だったので、システムは気に入ってたのだが、それほどプレイはできなかった(何より難しかったし)。

1987年に登場した「ダブルドラゴン」は、「くにおくん」をさらに発展させたタイトルで、2人協力プレイを可能にし、技も「くにおくん」からさらに頭突き、肘打ち、ソバットなどが追加され、武器も導入された。

敵のアルゴリズムが単調で敵同士が重なってしまったり、肘打ちがあまりに強すぎてバランスが悪かったりという欠点もあったが、2人協力プレイで長く遊べたので、予備校の隣のゲーセンでは、ほぼ毎日のように遊んでいた。

この「ダブルドラゴン」、2人の協力プレイで最後のラスボスを倒したあと、なんとヒロインを賭けて今度は2人が対戦するのである。この今までパートナーだった相手といきなり勝負という展開、初めて見たときは衝撃だった。

ベルトスクロールアクションゲームは、前述の「くにおくん」をベースに「ダブルドラゴン」「ファイナルファイト」へと進化していったので、「くにおくん」は今でも非常にリスペクトしている。

オレが「くにおくん好きなんだよね」というと、ツッパリキャラクターの、あの彼が好きなんだね(゚∀゚) と誤解されるのだが、そうではない。

8方向+3ボタンで多彩なアクションと技を繰り出すことができ、ベルトスクロールアクションゲームの先駆けとなったあのゲームが好きなだけなのだ。

「ダブルドラゴン」は、予備校時代の思い出のタイトルのひとつだ。

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プロフィール

本名:梅田浩二。92年セガ入社。AM2研でバーチャファイターなどの広報を担当、97年に雑誌の編集へと転身し、2004年にゲーム総合誌ゲーマガの編集長に就任。アイマス、街、逆転裁判、初音ミク、中川翔子連載、喜屋武ちあき連載、あきまん連載、Beep復刻版書籍などを担当。2012年4月ドワンゴに転職、2014年3月同社を退社。岐阜出身。今一番熱い趣味はコスプレ(イラスト:岩元辰郎)

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