専門学校時代(10) パソコン通信を通じての出会い
さて、前章ではとある草の根BBSを通じでいもっきと知り合ったところまで書いた。
とここでいもっき本人から、「初めて会ったのはアルタ前のちびまる子ちゃんショップのはず」というツッコミがあったが、じつはよく覚えていない。
ただこの当時、名古屋時代からの友人溝口から「少女漫画誌りぼん連載の『ちびまる子ちゃん』がめちゃブレイクしていて、今度アニメ化されるから、見ておいたほうがいい」と勧められたら案の定ハマってしまい、ネットでも学校でもキャロットでも、推しまくっていたことは覚えている。
話をいもっきに戻すと、彼は元Beepライターでセガ開発でピンボール大好きでMacintoshユーザーで、そして彼もちびまる子ちゃんのファンということもあり、まあとにかく意気投合する材料は十分にあった。
この当時のオレはパソコン通信にのめり込んでしまい、コテハンで掲示板に面白いことをバンバン連続で書き込んでアイデンティティを確立し、「このうめってのはどんなヤツなんだろう」とユーザーの好奇心を煽って、自分で「業界飲み会やりますので、来てください」とオフ会を主催して「やあどうも。オレがうめです」とやるのが楽しくて仕方なかった。
そのBBSからの飲み会で知り合ったのが、ほりちゃんだ。
ほりちゃんは当時タイトーのプログラマーで、歳も近くて田舎が同郷(岐阜)ということで、これまたすぐに意気投合した。
ほりちゃんはアーケード版「メタルブラック」などのプログラマーで、その後カプコンに転職して「ストII」シリーズの開発を経由して、今はアリカの取締役を勤めている。
ほりちゃんは、今でも一緒に岐阜に帰郷したり、岐阜が聖地のアニメが始まったりすると放送後に「あれ、あそこだよな?」と答え合わせしたり、コスプレ写真を撮ってもらったりと、今でもいいオタク仲間でいる。
また、この飲み会ではタイトーのぱぱら快刀(海道)もよく来ていた。海道は「ナイトストライカー」「キャメルトライ」「ソニックブラストマン」の企画で、のちにSCEに転職して「ICO」「ワンダと巨像」のプロデューサーを担当する。
海道は同い年で中日ファンでホンダのファンということもあり、これまた意気投合して仲良くなった。
海道の同郷ゲーム仲間のジャレコの相(SOH)ちゃんも飲み会には来ていて、終電がなくなってからはよくウチに泊まりに来ていた。
ベーマガライターのやんま、セガのいもっき、タイトーのほりちゃん・快刀、ジャレコの相ちゃんなどなどが参加する飲み会の幹事を、なぜか専門学校生のオレが取りまとめるという、この当時は何だかよくわからないことになっていた。
彼らとの思い出話(エピソード)はどんどん長くなるので、いくつかにわけて投稿する。
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