ゲーム総合誌「ゲーマガ」の元編集長・ウメPが、いろいろ書き散らかします

【コスプレ】ジョジョの奇妙な冒険・第4部/川尻浩作

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タイトル:ジョジョの奇妙な冒険・第4部/川尻浩作
撮影日:2014年5月

川尻浩作:オレ
川尻しのぶ:奈蜘
川尻早人:きぃ
カメラ:KUO

ジョジョ4部は、それまでのシリーズから一転して「冒険」ではなく「日常」を描いているところがすごく気に入っている。3部は宿敵Dioを倒すためにエジプトまでユーラシア大陸を横断しつつバトルするという壮大な舞台だったのに対し、4部はM県S市・杜王町という小さな町が舞台。

主人公の仗助、ラスボスの吉良吉影もこの町の住人だし、その主人公・仗助は高校生で、ラスボス・吉良吉影は平凡を装うサラリーマンだ。

主人公も敵も町から出ずに冒険なんてしていないので、3部と比較するとスケール感はずいぶんと小ぶりになった。しかし、手に汗握るスタンドバトルの緊張感やストーリーのメリハリは3部以上だと思っている。

バトルひとつひとつの駆け引きやキャラの心理描写などにグイグイ引き込まれるし、セリフ回しなども3部以上に丁寧だ。物語後半の「日常に溶け込んで逃げようとする吉良吉影」と「それを追うジョジョチーム」のストーリー展開も、じつにスリリング。

普通のバトルマンガはシリーズを重ねるとスケールアップしていって、戦闘値が青天井で上昇したり舞台が宇宙に飛び出したりと過激にエスカレートしてしまうものだが、日常が舞台でこんな面白いマンガを生み出せる荒木先生はさすがだ。

ジョジョシリーズは、登場時やバトルの際にキャラがいちいち「強い信念」を独白するのが大きな魅力なのだが、それがより強く打ち出されるようになったのは、このジョジョ4部後半からだと思う。

前置きが長くなったが、4部のラスボス・川尻浩作(になりすました吉良吉影)家族の日常を、遊園地で再現してみた。

4部ラストシーンの、何も知らずに主人の帰りを待つしのぶと、それに対しすべてを知っている息子の早人。この2人のその後を想像したくなくなる「気まずい読後感」も、ある意味4部の魅力といえる。この川尻家のシーンに関しては、「悪を倒してスッキリ」ではなく、何とも言えない後味の悪さが残ってしまう。

しかもストーリー中盤、妻のしのぶは主人・川尻浩作を惚れ直してしまい、川尻浩作も猫草の攻撃からしのぶを助けるなど、恋愛フラグが立っていたのに、それも未回収という後味の悪さもプラスされて。

もし早人が余計なことをせずに吉良吉影が逃げ切っていたら、それはそれで幸せな家族生活となったはず(少なくとも見かけは)。皮肉にも、正義感と好奇心からパパの正体を突き止めた結果、早人は大きな十字架を背負ってしまったわけだ。

その「気まずい読後感」の浄化と弔いの意味を込めて、しのぶの夢であろう「平和な家族」を想像・妄想・ねつ造、回収できなかった恋愛フラグもわれわれで勝手に回収してみた。まあ同人活動の一環ということで。

同じ意識と志でしのぶと早人を熱演してくれた2人と、ジョジョ知らないのに丸一日付き合ってくれたカメラのKUOさんに感謝。

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プロフィール

本名:梅田浩二。92年セガ入社。AM2研でバーチャファイターなどの広報を担当、97年に雑誌の編集へと転身し、2004年にゲーム総合誌ゲーマガの編集長に就任。アイマス、街、逆転裁判、初音ミク、中川翔子連載、喜屋武ちあき連載、あきまん連載、Beep復刻版書籍などを担当。2012年4月ドワンゴに転職、2014年3月同社を退社。岐阜出身。今一番熱い趣味はコスプレ(イラスト:岩元辰郎)

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