ストロボ講習オフ会・資料
【オススメの設定】
シャッタースピード/絞り/ISO それにさらに「ストロボ光量」という4つ目の要素が加わるので、なので難しいんです。
4つ全部同時に考えると混乱するので、慣れない初心者は
シャッタースピード 1/60秒固定
絞り F5.6
で固定して、ISOとストロボ光量だけで調整するようにしてみましょう。
【環境光を生かすか殺すか】
ISOを下げすぎると背景が暗くなってしまうので、目で見た雰囲気を残したいのであれば下げすぎないように(環境光を生かす・残す といいます)。
ISOが高いとモデルのストロボが白飛びする可能性があるので、光量を抑えて光らせます。
ストロボがうまい人は、環境光との調和がうまいです。環境光は
シャッタースピード
絞り(露出)
ISO
の3つで決まります。それにさらに「ストロボ光量」という4つ目の要素が加わるので、なので難しいんです。
シャッタースピード/絞り/ISO のバランスを覚えることがストロボ上達の早道です。
【絞り開放や背景ボケの欲を捨てる】
F1.4、F2.8などの明るいレンズは背景のボケも強いので開放で撮影したくなりますが、明るく撮れてしまうので、ストロボ撮影でF2.8やF2などの開放ボケを得るのはとてもとても難しいです。上級者テクニックになるので、まずはF5.6などで練習しましょう。
【勇気を出して増感】
「ISOを上げるとノイズが乗る」のは事実ですが、低感度にこだわって写真が暗くなってしまっては意味がないです。プロでもISO3200や6400などは使います。高感度ノイズは加工や現像で修正可能ですが、手ぶれやピンボケは修正できません。なので、勇気を持って増感しましょう。
【光の面積が広いと影が消える理由】
下図のように、光が1点からだと影が強烈にできます。
点光源
それに対して、広い面積で左右から同時に光を当てると、光が打ち消し合うので影の輪郭がボケます。なので、光が広ければ広いほど影は消えます。
面光源
なので、影を消すには光の面積を広くすることが大事です。
【直射とバウンスでは、バウンスの方が柔らかくなるし違和感もなくなる】
これも理由は、光の面積が大きい(広い)からです。
かつ、自然界では光が上から降り注いでいるので、違和感がなくなります。
小さな点光源でカメラの横からストロボを光らせて撮影した写真に違和感があるのは、このような理由です。、
【バウンス撮影は白い壁限定】
ただしバウンス撮影は万能ではなく、バウンスさせる部分が白くないとキレイな色味にならないです。
壁や天井の色がピンクであれば、ピンクの大きな光がモデルにあたります。
逆に言うと、白い壁があれば、なんでもバウンスできますし、壁じゃなくても白い布やテーブル、衣類でもバウンスさせられます。
また、黒い天井にバウンスさせても光は戻ってきませんし、屋外では意味がありません(天井がないので)。
【バウンスではなく直射でも影を目立たなくする方法】
壁にピッタリとくっついてもらう
壁からうんと離れる
ストロボに、光源面積が広くなるアクセサリーをつける
オススメ → 横向きで撮影してデータをクロップする
【上達のコツ】
撮影する際は設定を常に確認する
撮影後、設定を振り返る(暗くなった→なぜだろう ブレた→なぜだろう)
「この写真、どんな設定で撮ったの? ちょっと見せて?」と聞いた際、撮影データを呼び出せない人が多いです。振り返りはめちゃ大事です。
【モデル紹介】
泉 夢花さん @yumeutsutu
琴羽つばささん @tubasa_cosplay
鳥海かうさん @kau_toriumi
るいかさん @ruuuika
真野めいさん @pme103