ゲーム総合誌「ゲーマガ」の元編集長・ウメPが、いろいろ書き散らかします

高校時代(6)我が家にPCがやってきた

1985年(高2)の夏にファミコンを購入したのはいいのだが、やはりオレはアーケードとパソコンへの思い入れのほうが強く、ログインやベーマガの紹介記事を見てはため息ばかりついていた。

ログインでPCゲーム情報、ベーマガでアーケードゲーム情報という具合に、われながらうまくソースを選んでいたと思う。

この頃の8ビットパソコンは、NECのPC-8801シリーズが「勝ちハード」の絶対王者として君臨しており、続いて富士通のFM-7シリーズ、シャープのX1シリーズがツートップという勢力図だった。

ゲームに特化したパソコンとして必要な機能は2つ。

640*200ドット・8色のグラフィック
3重和音以上のFM音源

この2つをいち早く兼ね備えていたのが、NECのPC-8801mkIISRだった。もともとノーマルPC-8801の時代からゲームは多く発売されていたが、グラフィックとサウンドが大きくパワーアップされたPC-8801mkIISRが発売されたことで、ホビーパソコンの地位を不動のものとしていた。

X1シリーズはX1turboに、FM-7シリーズもFM-77AVへと進化していったが、当時のオレの感覚としては、

PC-8801mkIISR 6割
X1turbo 2割
FM-77系 1割
その他 1割

くらいのシェアだったんじゃないかと思う。

買うなら、PC-8801mkIISRか、それともX1turboか、なんて考えていた1985年、突然我が家にMZ-1500がやってきた。

オレの実家は自営業だったのだが、事業の関係でMZ-6500を導入し、その関係でMZ-1500がもらえたとのこと。

憧れのパソコンが突然降ってきた! がしかし、MZ-1500……。320*200ドット・8色、PCG、FM音源はなくPSG・6重和音でメディアはクイックディスク。何とも微妙なPCがやってきてしまった。

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ウメ/プロフィール

92年セガ入社。AM2研でバーチャファイターなどの広報を担当、97年に雑誌の編集へと転身し、2004年にゲーム総合誌ゲーマガの編集長に就任。アイマス、街、逆転裁判、初音ミク、中川翔子連載、喜屋武ちあき連載、あきまん連載、Beep復刻版書籍などを担当。2012年4月ドワンゴに転職、2014年3月同社を退社。岐阜出身。今一番熱い趣味はコスプレ(イラスト:岩元辰郎)

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