予備校時代(5)アーケードならではのゲーム
「予備校時代(2)思い出のアーケードゲーム」たちでピックアップしたゲームをすべて紹介していくとキリがないので、ワンポイントで紹介していく。
●R-TYPE(アイレム)
画面に収まりきらない超巨大ボスや、フォースの付け替えによる戦略的なプレイシステムなど、「グラディウス」でテンプレ化した横スクロールシューティングをさらに発展させた金字塔タイトル。苦手だったけど面白くてよくプレイした。
●WECル・マン24(コナミ)
ぐるぐる回る大型筐体が印象的だった。名古屋駅の西口のゲーセンでよく遊んだ。
●ダライアス(タイトー)
3画面筐体、ボディソニック、ヘッドホン端子が印象的。これは名駅レジャックでよく遊んだ。
●スーパーハングオン(セガ)
アフリカコースが簡単で面白かった。曲は「Out ride a crisis」が好きだった。河合塾横のゲーセンでよく遊んだ。
●ドラゴンスピリット(ナムコ)
星ヶ丘キャロットにはヘッドホン端子つきの筐体があって、録音して聴いていた。
●オペレーションウルフ(タイトー)
ゲームは2~3回しかプレイしていないが、マシンガンのグリップ部分に振動システムをつけて、トリガーを引くとバリバリとグリップが震えるのが斬新で、当時とても感心した。この作品以降、どのメーカーもマシンガンゲームは必ずコントローラが振動するようになった。これは本山のゲーセンでよく遊んだ。
●1943(カプコン)
この当時の縦スクロールシューティングとしては、一番面白かった。パワーアップアイテムのバリエーションが豊かなのとメガクラッシュ(敵一掃ボム)が出しやすかったからだろう。難易度も低めだった。これは千種と今池の中間にあるゲーセンでよく遊んだ。
●ダンクショット(セガ)
トラックボールの見下ろし視点バスケットゲーム。バスケットとトラックボールは非常に相性がよく、ゲームも簡単だったので、よく遊んだ。これも千種と今池の中間にあるゲーセンでプレイ。
その他、まだまだ語りたりないのだが、このへんにしておく。
大型筐体ゲームだけでなく、いわゆるレバーとボタンのテーブル筐体ゲームもそつなく遊んでいたのだが、ある日を境にプレイしなくなる。
1987年は、家庭用ゲームではファミコンが猛威を振るい、アーケードゲームが脅かされて、セガやタイトーが大型筐体次々とタイトルをリリースしていた。
X68000で「グラディウス」が、PCエンジンで「R-TYPE」が完全移植され、テーブル筐体ゲームもアーケードと家庭用の差が埋まりつつあった。
ある日、いつものように予備校近くのゲーセンでとあるスクロールシューティングをプレイしていると、いつものように友人・溝口がやってきた。しかし溝口は、オレが好きなこのゲームをまったく興味のない目で見る。
「なあ溝口、これ面白いよ。興味ないの?」
「ない」
「なんで?」
「だってそれ、○○の亜流だし、そんなのすぐに家庭用に移植されそうじゃん。なぜゲーセンでそれやるの?」
そこでハッと目が覚め、なんだか自分はゲームを見る目がないような気がしてしまって、それ以降オレは「決してゲーセンじゃないと遊べないタイトル」に絞ってプレイするようになった。
この記事へのコメントはありません。