ゲーム総合誌「ゲーマガ」の元編集長・ウメPが、いろいろ書き散らかします

フリーライター時代(8)メタルブラックと「あまいよ、うめちゃん」

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1990年ごろ、ベーマガライターのやんまとオレは家が近所ということもあって、月イチくらいでお互いの家に遊びにいっていた。

その当時Macintosh版「パイプドリーム」の2人プレイがじつによくできていて、オレとやんまで一晩中プレイしていた。

余談だが、Macintosh版「パイプドリーム」は、元祖「マリオブラザーズ」ばりに、「協力しあうか裏切るか」というゲームデザインがじつに秀逸で、心底気に入っていた。のちにアーケードにも移植されたが、仕様が変更されていてガッカリしたのを覚えている。Mac版「パイプドリーム」、誰か覚えてませんかね。

で、「パイプドリーム」の2人プレイはやんまのほうがゲームセンスがあって上達が早く、オレを出し抜くたびに「あまいよ、うめちゃんw」とおちょくられていた。

その後、他の対戦ゲームなどでやんまがオレを負かすたびに「あまいよ、うめちゃんw」を使うようになり、やがてなぜかデフォルトメンバーの中で流行語となり、全メンバーが「あまいよ、うめちゃんw」を使うようになった。

そして、これはあとから聞いた話なのだが、いもっきとほりちゃんで、驚愕の勝負をしていたらしい。

その驚愕な内容は、2人がいま作っているアーケードゲームの中で、どちらが「あまいよ、うめちゃんw」の生サンプリングボイスをうまく仕込むことができるか? というモノだったそうだ。

で、無事に仕込むことができてもゲームが発売するまでにオレにはナイショにしておいて驚かそうとしていたらしい。

いもっきはその当時セガのアーケードゲーム「スパイダーマン」の企画を担当していたので、敵を倒したときに「アマイヨー」「ウメチャーン」という声を加工して喋らそうとしたのだが、実現できなかったとのことだ(そりゃそうだろ!)。

一方、ほりちゃんは当時作っていたアーケード向けシューティングゲーム「メタルブラック」で、本当に「あまいよ、うめちゃんw」実装してしまった。

「メタルブラック」は「ダライアス」のような横スクロールのシューティングゲームなのだが、ステージのラストでボスが登場するワーニング(警告)音が、じつは「あまいようめちゃん」というボイスを加工しているのだ。

といっても、聞いたところでダイレクトにそう言っているわけではなく、何か人の声にエフェクトをかけているんだろうなあという程度で、原型はほとんど止めていない。

それどころか話に信憑性がなく、むしろ「ホントかそれ?」と疑ってもおかしくないレベル。

ところが、このワーニング(警告)音が「あまいようめちゃん」というボイスを加工しているという証拠が、ちゃんとある。

本作はゲームオーバー後にネームエントリーで3文字のアルファベットを入力できるのだが、そこで「UME」と入力するとカタカナで「アマイヨ」と表示されて、くだんのワーニング音が流れるのだwwww

上記の現象は、PS2版「タイトーメモリーズ上巻」に収録されている「メタルブラック」でもバッチリ再現されているので、お持ちの方は試してみてほしい。

この「メタルブラック」はほりちゃんのセンスが色濃く反映されていて、エンディングのスペシャルサンクスには「デフォルトメンバー」の表記もあったりする。

しかし、ネームエントリーの裏技も含めて、よく入れたなあと思う。当時のオレはまったく部外者だったのに。

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プロフィール

本名:梅田浩二。92年セガ入社。AM2研でバーチャファイターなどの広報を担当、97年に雑誌の編集へと転身し、2004年にゲーム総合誌ゲーマガの編集長に就任。アイマス、街、逆転裁判、初音ミク、中川翔子連載、喜屋武ちあき連載、あきまん連載、Beep復刻版書籍などを担当。2012年4月ドワンゴに転職、2014年3月同社を退社。岐阜出身。今一番熱い趣味はコスプレ(イラスト:岩元辰郎)

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