高校時代(10)大ブームのファミコンをガン無視!
さて、1985年(高2)に購入したファミコンはどうなったかというと、「ドルアーガの塔」以外にソフトを買った記憶がほとんどない。
前の記事でも書いたが、オレは浜松の全寮制の高校に通っていて寮にはゲーム機持ち込み禁止だったので、ファミコンは夏休み・冬休み・春休みしか遊べなかった。
1986年、高3に進級すると、ファミコンは一つ年上の兄貴と3つ歳下の弟のおもちゃになってしまい、兄がディスクシステムを追加してオレのファミコンを拡張し、兄弟でソフトを充実させていった。
自分で購入した覚えはないのだが、「スーパーマリオ」「グラディウス」「キン肉マン」「スターラスター」「テグザー」「ツインビー」「がんばれゴエモン」「スーパーゼビウス」「ミシシッピー殺人事件」「悪魔城ドラキュラ」などプレイした記憶があるので、兄や弟が購入していたのだろう。
1986年5月にはファミコンで「ドラゴンクエスト」が発売になるのだが、これもプレイしなかった。当時雑誌でも大々的に記事が掲載されていて、堀井雄二・チュンソフト・すぎやまこういちの名前も知っていたし、何より良質なゲームの色気もあって興味はあったのだが、食指は動かなかった。
理由はいろいろあった。「このソフトはパソコンを持っていないライト層が遊ぶものだ、十字キーとABボタンで遊ぶRPGなんてたかがしれている」とナメていたのと、当時ログインなどで「ブラックオニキス」「ウルティマ」「ウィザードリィ」など本格RPGが猛プッシュされていたので、あとあとパソコンを買って、そっちを遊べばいいやと思っていたからだ。
その代わり、といってはなんだが、一つ年上の兄貴がまんまと「ドラクエ」の洗礼を受けてしまい、典型的なファミコン中毒になってしまって、「ドラクエⅡ」「Ⅲ」はもちろん、「ゼルダ」「リンク」「メトロイド」などの有名作品を片っ端からクリアしていた。
今この記事を書きながら、1985~1986年に発売されたファミコンソフトリストを眺めているのだが、本当に自分の意思で購入したタイトルがない。当時、相当ひねくれていたのだろう。
今思えば、さわりだけでもいいからもっとプレイしておけばよかったと思う。
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