ゲーム総合誌「ゲーマガ」の元編集長・ウメPが、いろいろ書き散らかします

高校時代(4)ついにファミコン購入

1984年の冬(年末商戦)、ナムコがファミコンに「ゼビウス」「マッピー」などを投入し、ファミコン大旋風が吹き荒れた。

オレのクラスメイトのゆるいゲーム好き(ライトユーザーたち)もこぞってファミコンを購入、「ゼビウス」「マッピー」などで遊んでいた。

ちなみに1984年春には、アルファレコードからナムコのアーケードゲームサウンドを収録した「ビデオゲームミュージック」というレコードが発売されていて、毎日のように聞きまくっていた。

また、マイコンBASICマガジン付録の「スーパーソフトマガジン」でもナムコのアーケードゲームや移植作品なども紹介されているから毎月購読していたし、ナムコのPR誌「NG」も、毎号入手していた。

「冬休み、ファミコン買っちゃったよー。ゼビウスとマッピーで遊びまくりだよー。あれ? お前買わないの?」(ニヤニヤ)

ここまでゲーム好きのオレが、ライトユーザーと格下おもちゃゲーム機に負けた絶望感と敗北感、そして屈辱。

オレも素直にファミコン買えばいいのに、何か意地になって認めたくなかったんだと思う。

そしてオレは、ファミコンを購入することに理由を付けるため、「あの『ドルアーガの塔』がファミコンに移植されたら、この格下おもちゃゲーム機を買ってもいいや」とした。

「ドルアーガの塔」は、やはりオレの中では特別な存在なのだ。

そして翌年の1985年・高2の夏、本当にドルアーガの塔がファミコンに移植され、オレも降参することして、意地を張るのをやめてファミコンを購入した。

もちろん買ったソフトは「ドルアーガの塔」1本のみ、といいたいところだが、抱き合わせ販売で「F-1レース」もついてきてしまった。

アーケードの「ポールポジション」をパクったようなゲームデザインで画面もショボいなあとバカにしていたのだが、時速416キロに達すると最高速度が497キロまで上がってグリップ性能がよくなるという裏技が仕込まれていて、思いのほかそれが面白くて楽しかった。

「ドルアーガの塔」はアーケード版と微妙に異なる部分が気になったが、100円玉を気にせずにプレイできることがとにかくうれしくて、何度も何度も遊んだ。

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プロフィール

本名:梅田浩二。92年セガ入社。AM2研でバーチャファイターなどの広報を担当、97年に雑誌の編集へと転身し、2004年にゲーム総合誌ゲーマガの編集長に就任。アイマス、街、逆転裁判、初音ミク、中川翔子連載、喜屋武ちあき連載、あきまん連載、Beep復刻版書籍などを担当。2012年4月ドワンゴに転職、2014年3月同社を退社。岐阜出身。今一番熱い趣味はコスプレ(イラスト:岩元辰郎)

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